mon-ken’s memo

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無印良品とパリのアパルトマンが好き

雑貨)筆記用具

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就職や入学のお祝いに万年筆を贈る時代がありました。ふつうの人々がなにかを記録するには、ほぼ手書きしか手段がなかったころのことです。

今では、高級万年筆の代名詞モンブランも、腕時計やバッグがメインです。しかし、無印良品にもシンプルですてきなデザインのアルミ製万年筆がラインナップされていますし、まだまだ一定の需要はあるのでしょうか。

万年筆に少しあこがれていました。

無印にプラスチック製がラインナップされていた時期、ちょっとだけ使ってみたこともありましたが、いつのまにかどこかへ。

万年筆はあきらめましたが、手書きのときはメモでもえんぴつは使わず、できるだけブルーブラックのボールペンで書くようにしています。金属製は重いので、プラスチック製で、先が細い水性タイプ。

もう日常生活で手書きをすることはほぼなくなりましたが、だからこそ書く行為は大切にしたいと思います。

こんな話を思い出しました。サックス奏者・渡辺貞夫氏は藤沢周平氏の時代小説の大ファンで、あるときご本人から、手紙とともに一冊の単行本「蝉(せみ)しぐれ」が送られてきました。

ラストシーンには、著者自身の筆跡で「だが、すべては遠く帰らぬ時の思い出だった」と書き加えられていたそうです。

その後、渡辺氏は藤沢氏にお会いしてこの手書きメモのことも含めいろいろと語り合いたいと願うも、すべては叶(かな)わぬままになりました。


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